私は横浜市に在住している60歳の男性です。
昨年複写機メーカーを退職し、引き続き再雇用で働いています。
家族は子供一人で同居しています。
転職するときには複数の転職会社に登録し、活動されることをお勧めします。
私は26歳のときに、時計メーカーから現在勤務している複写機メーカーに転職しています。
大学を卒業したときはなかなか内定が決まらず、やっと合格したのが時計メーカーでした。
苦労して入社したので、そのまま定年まで勤務しようと思っていました。
入社直後に会社の業績が落ち込み、翌年には地方にある関連会社に出向させられてしまいました。
もともと研究職で入社したのですが、関連会社には工場の製造現場に配属しました。
そのころにはいや気がさしていて、転職を決意しました。
ところが地方の山の中にある工場でしたので、転職活動自体が困難な状況でした。
そこで当時はバブルの時代で中途採用の応募が多いことは知っていたので、技術職専門の転職会社を利用することにしました。
最初に有名な転職会社に電話でコンタクトを取り、自分の希望する会社と職種を伝えて探してもらうことにしました。
担当の方とは面識がなかったのですが、わりと穏やかな人で期待していました。
数日後に最初の会社を紹介してもらいましたが、入社した会社と規模が異なるベンチャー企業でした。
希望していたのは不況に強く、技術力がしっかりした会社と大きく異なるので少し不安になりました。
自分の希望と異なることを伝えましたが、次に紹介してもらったのはシステムエンジニアでした。
システムエンジニアという内容でしたが、ほとんど営業職でした。
希望する会社と異なる職種を紹介してくれので理由を尋ねると、自分のレベルでは無理なので、営業系かベンチャーしか紹介できないということが判明しました。
そのころには口調も乱暴になってきていたので、意思疎通が困難となり、最後は喧嘩別れになってしまいました。
そこで次はさらに専門職、メーカーに強い転職会社に登録し、活動を開始しました。
今度の担当者は最初にどこの会社と職種を希望しているのか聞いてくれました。
そこで現在勤務している複写機メーカーの名前を告げるとあまりいい返事がきませんでした。
今度もダメかなと思っていると、数週間に面接する日程まで設定してくれていました。
地方から都内まで移動する必要がありましたが、転職会社の担当の方が早いほうが良いといってくれたので、休暇をもらい面接することになりました。
その後とんとん拍子で内定をもらえたことを担当の方に伝えると自分のことのように喜んでもらいました。
当時はネットもなく電話でのやりとりでしたが、意思疎通はしっかりできていました。
実は出向している会社から転職するまでに半年ほどずれることになりました。
引き継ぎを終わらせてから転職してほしいということで相当悩み、再度転職会社の担当に電話し相談しました。
もしかしたら転職内定が取り消しになるかもしれないと思っていましたが、担当の方の尽力で伸ばしていただけました。
しっかり引き継ぎをしてから転職してきてくれと担当者から相手の意向を伝えてくれたので、ますます複写機メーカーにお世話になろうと決意しました。
その後は無事定年まで勤めあげ、再雇用勤務に至っています。
以上より転職するときは、複数の転職会社に登録することをお勧めします。
理由は転職会社が扱っている会社が異なることと、担当者にも違いがあることです。
最初に利用した転職会社はあとから調べると、ベンチャーが主で今後伸びるであろうというリスク込みの会社を積極的に紹介してくれるとことだったと判明しました。
今はネットで転職会社の業績も調べることができるので、複数の会社に登録したほうが効率的です。
さらに担当者と会話して相性が悪ければ、遠慮しないで違う転職会社を探したほうがいいと思います。
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